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2020年7月1日 更新

体内の気血(きけつ)が充実している状態

新型コロナウイルス感染症に伝統医学ができること。

ウイルスをはじめとする身体の外から侵入をして人体に悪影響を及ぼすものを中国伝統医学(中医学)では「外邪」(がいじゃ)といいます。この外邪の侵入を防ぐ身体の表面を覆う気のことを「衛気」(えいき)といいます。この衛気には日中は体表面を巡り、夜間は身体の内部(深部)へ入り内臓を温め守る役割があります。

中医学による感染症予防の要点は、「正気存内」(せいきそんない)といい常に体内の気血(きけつ)が充実している状態であることです。つまり抵抗力や免疫力が盛んになれば外邪に侵されにくくなるという意味です。

また経絡(けいらく)という全身を巡る気血の通り道を滞りなく保つことも健康を維持し、あらゆる病を取り除くための重要な要素となります。この経絡上にある経穴(けいけつ)いわゆるツボを刺激し経絡の巡りをよくする方法が鍼灸です。

新型コロナウイルスに対する決定的な治療薬もワクチンも存在しない今、私たちには何ができるのか?

手洗い、うがい、マスクの着用、消毒液の使用、換気や人込みを避けるなど一般的な感染症対策に加えて、再流行も懸念されている現在、予防を中心とした伝統医学の考え方をヒントに向き合いたいと思っております。

身体を動かし活動をして、夜間は早めに静かに休むこと、充分な栄養と睡眠をとることは正気を消耗させないための基本となりま

衛気や経絡について日常生活で大切なこと。

いくら疲れていても適切な運動は必要ですし身体から汗を出させることも邪気を払う(悪いものを体外に追い出す)重要な手段となります。また食べものから身体の気血(生命エネルギー)を補うためには胃腸機能を調えることも大切です。

過度な自粛による日中の運動不足(経絡の気血が滞る)や夜間(身体の衛気が内臓にある時間帯)に外出することは、感染リスクを高める可能性があるとも考えられます。

日中は、できるだけ身体を動かし活動をして、夜間は早めに静かに休むこと、充分な栄養と睡眠をとることは正気を消耗させないための基本となります。

ぜひ、もう一度、自分自身の生活習慣をしっかりと見つめなおしてみましょう。