たまごの気持ち

中医学(中国伝統医学)のこと

湘南たまご鍼灸治療院では、自然環境や季節に沿って心身を調える中医学(中国伝統医学)により、古代の人々のように、からだの声に耳を澄ます感性を取り戻して頂きたいと願っています。

中医学は、日本にも様々な形で伝わり、私たちの生活にも根付いています。例えば神社の五色の旗、大相撲の土俵の天井からたれさがっている青房、赤房、白房、黒房や京都や江戸の町のつくられかた、立春(節分)夏至なども中医学の基礎となる古代中国思想につながっています。中国何千年の中医学の智恵が、実は日本人にとても身近なものであることが多いのです。

中医学では、人間のからだは日々の食物ときれいな空気などでつくられていると考えています。だから人間も自然の一部と捉えています。本来の自分自身の健康は、季節や自然環境と調和した飲食、生活の仕方が大きく関わっています。

古代の日本人は月、太陽、風、山、海、樹木など自然界の中の気や様々なもの感じとって暮らしていたのではないかと思います。だから再び海や山、草花や樹木の“気”を敏感に感じ自分自身のからだの声に耳を澄まして暮らすことができるようになれば健康でいられるのではないかと考えています。

中医学での診断方法は、四診(ししん)望(ぼう)聞(ぶん)問(もん)切(せつ)といい 視る(顔色や舌をみるなど)聞く(声や嗅いなど)問診(話をきくなど)触れる(脈をみるお腹をみる圧痛をみるなど)あらゆる全身的な情報を総合させて、証(しょう)という独自の診断をします。 この証に基づきそれぞれの治療方針を決めて施術を行います。

現代医学的な病名(診断名)とは、異なるこの証による治療では、たとえば同じ病気でも人により異なる治療法になり、違う病気でも治療法が同じになることがあります。つまり病気ではなく、その人を全人的にとらえ身体の不具合を解決していくのが中国伝統医学での基本的な考え方になります。

さらに自然界の変化や日々の食物、生活習慣などによる体調への影響も考慮し健康を考えていきます。だから、自分自身の身体や環境から感じるさまざまなちょっとして変化に気づけるようになることが健康への第一歩なのです。